2010.10.31
ゲームにおけるテーマ音楽の役割
自分メモとして。
第一に音は人間にとって最も逃れにくい感覚のひとつである。耳を塞いでも骨を伝わって入ってくるほか、体幹部に直接伝わってくる低音などもある。
また記憶との結びつきが非常に強力な要素である。視覚と合わせて記憶することで、音を聴いた際にイメージを思い出しやすい。
それらの理由から、ゲームにおけるテーマ音楽は非常に重要な意味を持つと考えられる。
テーマ音楽の主な効果として
- 聴いた瞬間にそのゲームであるということがわかる
- ゲームの場面や思い出が呼び起こされる
- ショーなどで観客を振り向かせる
- シリーズ作品や他の作品でゲストとして出た場合により存在感を高める
- アレンジに用いる事で関連があるということをアピールできる
といったものが挙げられる。これらを代表する作品としては
- スーパーマリオのゲームプレイBGMのイントロ部分
- モンスターハンターシリーズのタイトルBGM
- メタルギアソリッドシリーズのメインテーマ
- FF・ドラクエのプレリュード
- スーパーロボット対戦シリーズの戦闘BGM
などがある。
また、シリーズ物でもあえて逆にテーマ音楽を使用せず、違う作品というイメージを持たせる場合もある。
どちらの方法を用いるにしてもメリット・デメリットは存在する。テーマ音楽を使用する場合、特にシリーズ物であり同じ(つながった)世界であるというイメージを強く持たせるため、どうしても前作からのイメージを引きずる部分がある。
ただ、ゲームの設定として前作からつながっている部分があると明示されているのであれば、積極的に使用して思考と視覚聴覚を交えて強烈につながりを意識させるべきであろうと考える。
いいタイミング=おいしいとこどりな場所でテーマ音楽をならせれば、全てのプレイヤーに鳥肌を立たせる効果だってあるはずだ。
テーマ音楽を使用する場合には、どうやって覚えてもらえば良いかという課題がある。エンディングでだけ流れるような場合はまず覚えてもらえることはない。
上記のテーマ音楽が強烈なゲームでは、
- ステージ開始直後に流れる
- ロードの長いタイトルや通信プレイ待ちなど、比較的時間のかかる場所で流れる
- ゲーム内だけでなく、トレイラーなどで多く取り入れて使用する
- 長いシリーズで必ずアレンジとしてフレーズを使用し、同じ場所で流す
といった特徴がある。
ゲーム内で毎回通る道で流すのと同時に、何度も繰り返すような部分でも積極的に使用すれば、効果は出てくるのではと考える。
まだ本格的に調べた訳ではないので本当にメモ書き程度であるが、今後どう考えが変わるか見て行きたい。
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